非認知能力と認知能力について。 | リプライオリティ社長BLOG

非認知能力と認知能力について。

最近教育の世界を中心に賑わせているキーワード「非認知能力」

 

では非認知能力とはどんな能力なのでしょうか?ググってトップに出てきた言葉

目標に向かって頑張る、他の人とうまく関わる、感情をコントロールするなどです

 

他にも「創造性」、「自信」「忍耐」など、いわゆる形式値で表すことが難しい能力の事を指しているのです。

 

確かに学校や受験での勉強は暗記中心の勉強で、実際に私の大学受験はほぼマークシートでした。そして社会人になって20年以上経過した現在、受験勉強の内容も憶えていなければ、それらが社会に役立つ実学だと認識したこともありません。

 

そう考えると現在の教育に足りていない大きなテーマとして「非認知能力」向上は是非取り組むべきだと私は思います。

 

そんな非認知能力ブームの矢先にこんな本を読みました

 

実際に少年院などで診療を担当した医師が書いたルポです。

 

本書のキーワードは「認知能力」でした。ざっくりと要約すると、非行少年は認知能力が欠如しているとの事。ケーキを三等分にできないなんて衝撃ですよね。

 

ではここでいう認知能力とはどういうことなのか私なりの解釈です

 

「起こった事象を見たときに得られる情報理解」

「言われた言葉、書かれている言葉に対する正しい理解」

「事実から推察できる想像力」

 

つまり形式や数字に対する「理解力」が認知能力なのかと私は思いました。

そう考えた時に「言われていることが理解できない」「一つの事実をどう解釈すればいいのか分からない」というのは、非認知能力を向上させる以前の問題です。

 

この本を読む前は創造性や視座の高さ、視野の広さ、堅忍不抜の精神こそができるビジネスマンの条件かと思っていましたが、ベースの認知能力が無いと非認知能力だけではダメだということが良くわかりました。

 

ファクトを正しく理解する事がスタートラインなのかなって感じですグッ