一事を生ずるは一事を省くに如かず | リプライオリティ社長BLOG

一事を生ずるは一事を省くに如かず

私が仕事を進める上で大事にしている言葉です。

 

ちなみにこの言葉は中国の故事成語で「何かを生み出そうと思ったら、先ず何かを省こう」という意味です

 

売上が急落した。大口のクライアントを失注した・・等々会社は常に様々なリスクに晒されているワケですが、そこで陥りがちな施策が

「新しいリバイバルプランを早急に打つ!」 というものが多いように思います。

 

別の言い方をすると何か問題が起きた時(マイナスの事象が発生したときに)にひたすら「足し算」「掛け算」で物事を考える人が多いという事です。

 

ビジネスに絶対解は無いので、賛否両論あるとは思いますが、私は何か問題が起きた時にまず「中を見る」ようにしています。

 

事業構造、原価、人の配置など、会社を取り巻くすべてを俎上に上げて、生産性の低い案件、慣習として長らく存在していたものの、冷静に見たら無意味な事、改めて相見積もりを取ったら劇的にコストが下がる支出、自動化できる手作業、入金支払いサイトの妥当性などなど項目を挙げればキリがありません。上記を読めば理解できると思いますが、大きな問題は内側にあることも多いのです。

 

余裕があればある程度のムダは必要だともいますが、ピンチの時は前に進みたい気持ちを一旦グッとこらえて外からは見えづらい部分を鍛えなおすのも良いかもしれません。