1人の優れたカリスマよりも社員の総合力で勝負する
ゴールデンウィークも最終日。今日の東京は一日中小雨だったのでのんびりな休日です。
思い返すともう2年くらい風邪をひいていません。コロナの副産物ですね。想像ですが国の医療費負担も減っているのではないでしょうか
それよりもコロナ対策の支出の方が大幅に上回っていると思いますが・・・
ご多分に漏れず私もステイホームだったのでこの連休でどんな組織づくりを目指すのか思考を整理してました。
弊社は創業~2004年くらいまでの間、私が業務に関わるほとんどすべての決定権を持っていました。当然管理職もいましたが、決裁事項に関してはほとんど私への進達業務だけ。
アイデアと営業力を武器に業績を伸ばしてきた自負を持っていた私は、社員に対して「自分の言う事に従っておけば間違いない」と心の底から思っていました。その間違った考え方は2005年頃赤字を機に崩れ去りました。
文字通り「笛を吹けども踊らず」状態で、誰も私のいう事を1ミリも聞いてくれなくなりました。離職者が後を絶たず、2005年からの2年間で9割くらいは離職したと思います。
会社の未発表事項もすぐに社員に筒抜けで、社内では常に文句が蔓延していました。今振り返ってもよく会社が潰れなかったと思うほどです。
ビジネスはアイデアが大事だと考えていた私は「人が動かないと何もできない」ことを思い知らされました。アイデアが大事なのは事実だと思いますが、考え方が偏っていたのだと思います。
世の中にはいろんなタイプの経営者がいて、正解は一つではないと思いますが、私が今のところ辿り着いている考え方は「総合力で勝負する」という事です。
現在、私はほとんど命令をしません。上司と部下という関係性よりもパートナーシップを大事にするようにしました。
私もチームの役割を担う組織人として位置付けて、自分だからできる事にフォーカスをしています。一子相伝的なビジネスモデルであればそうする必要もないと思いますが、時代の変化が早い現代ではチーム力が大事だと考えています。
まだまだ遠い道のりですが、組織力をどう高めるのか思考錯誤を続けて、私がいなくなっても発展し続けられる会社にしたいと思います